3Dプリンター 各種フィラメント素材 リスト
こんにちは、タラです。
今回は市販のフィラメント素材についてリスト的なページを作ってみました。
目次
多色つめ合わせ・カラー見本(PLA) 目次に戻る
印刷後の発色が気になる場面もあるかと思いますが、平面の反射や積層痕なども加味しての色合いは実際にプリントしてみないとわからないことがほとんどです。そんなときに役立つのが多色のフィラメントを少量ずつつめ合わせたカラー見本です。
いくつかのメーカーからもカラー見本が販売されていますが、タラの場合は3Dプリントペン用のフィラメントセットをカラー見本として使ったりもしています(フィラメントの直径や長さ、素材にはお気を付けください)。
基本的に明るい色だと透過光の影響もあってかより明るく見えるようです。積層痕も明るい色の方が目立ちにくい気がします。
光沢素材(PLA) 目次に戻る
代表的なのはやはり金属光沢系ですが一般色の光沢タイプには独特のツヤ感があり曲面を多用した造形物には特に相性が良いと思います。モノによるかもしれませんがプリント温度でツヤ感を微調整できたりもします。あと色とは関係ないのですがフィラメントの巻き付けが丁寧なものがやはり使いやすいですね
弾性素材(TPU) 目次に戻る
輪ゴムのような柔らかさというよりはタイヤとかに近い弾性です。弾性のイメージ的にはスノータイヤに近いですが質感はプラスチック、なんて言ったらいいか、硬い消しゴム?みたいな。もちろん消しゴムのようなモロさはありません。
柔らかすぎず硬すぎずのとにかく絶妙な弾性なのではめ込みパーツの受け部分などにうってつけ、一度使ったらヤミツキです。PLAやABSにもある程度の撓り(しなり)は期待できますが基本的にはベースの形状からの変形をほぼ期待しない設計が求められます。一方TPUは素材自体の弾性に加えて、インフィル調節によっても造形物の柔軟性をコントロールできるため本当に便利です。何かを固定するような場合、カッチリした素材だと計算されつくした隙間にギチギチとねじ込む感じになるところをTPUだと適当に押し込むことができ傷もつきにくかったりします。
ちなみに印刷温度はPLAとABSの中間くらいのものが多いようです。
質感素材 目次に戻る
・石質
これは石の材質を上手に表現していますね。石像系はもちろんのこと、プラスチックぽさを出したくない造形物にも広く使えそうです。
・木質
これも積層痕と相性の良い素材のひとつですね。複雑な造形は特に木彫り感が出てなんとも言えない味わいです。
・セラミック
アルコール処理・研磨等の表面加工と非常に相性のいい素材のようです。滑らかな表面が活きる造形物にかなり良さそうです。
ちょっと気になる素材 目次に戻る
・カーボンPLA
ポリエステル繊維を配合したPLAで強度に優れる素材とのこと。同じく高強度素材であるPC(ポリカーボネート)がABSよりも高い印刷温度を必要とするのに対して、こちらはPLAと同じ条件で印刷できるようです。
・ホッティーポリマー
製品ページの添付画像からはかなり柔軟な印象を受けます。TPUとは方向性の違う用途がかなりありそうです。
ホッティーポリマー 3Dプリンター用フレキシブルフィラメント(軟質) HPフィラメント 白 1.75mm 0.5Kg(約230m) ※Replicator互換機対応 HPF-WH500
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: Tools & Hardware
最後に、こちらは素材ではないのですが廃棄がちょっと簡単なリールについて。このリールは中央の筒部分が紙素材でできており廃棄時に省スペース化しやすそうです!こちらのメーカーは共通してこのタイプのリールを使っているみたいですね。
これはいろんなメーカーで取り入れて欲しいです。ていうか100%段ボールとか強度的に難しいんでしょうかね。
こちらの記事でも素材についてまとめているので参考にしてください。
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