3Dプリンター 印刷手順
こんにちは、タラです。
今回は3Ⅾプリンターでの印刷手順について紹介します。(3Dデータ作成講座の続きはまた次回以降に)
ここでは以下の組み合わせでの手順を詳しく説明していきたいと思います。
・印刷ソフト(スライサー):UltimakerCura(無償)
少なくともこの組み合わせにおいては、Blenderで作った3Dデータをstl形式で保存(エクスポート)し、Curaで印刷するだけで済みます。(スライサーによってはデータの加工が必要だったりして最終的にタラはこの組み合わせに落ち着きました。)
--------------------
簡単な作業工程
Blenderでの作業
・3Dデータの作成:最後に面の裏表チェックは必須です!
・stl形式でのデータ保存(エクスポート):エクスポートとは別にBlenderファイル自体の保存もお忘れなく!
Curaでの作業
・stlデータの読み込み
・印刷設定
---------------------
以下で各工程の手順を説明していきます。
Blenderでの作業
・3Dデータの作成:過去記事の3D作成講座一連をご参照ください。
・面の裏表チェック:1分もかかりません。詳細は↓にて
・stl形式でのデータ保存(エクスポート):Blenderウィンドウの左上「ファイル」より「エクスポート」>「stl (.stl)」を選択
注意:3Ⅾプリンター(i3-MEGA)をUSB接続で使用されている場合は問題ありませんが、SDカードでの印刷をされる場合はファイル名に全角文字を使わない方が無難なようです。Cura上では問題ないのですがプリンター側の読み込みでフリーズすることがあるようです!
---------------------
Curaでの作業
stlデータの読み込み
Curaウィンドウの左上「ファイル」より「ファイルを開く」を選択
印刷物の配置
ウィンドウ左のアイコンから「移動」や「回転」を選択します。
・移動:基本的には中央(デフォルト)で問題ないです。
・回転:立てるより寝かせた方が安全です(倒れにくい)。
プロファイルの設定
ウィンドウ内、右のウィンドウで設定します。
・積層ピッチ(一層一層の厚さのこと、印刷時間と精度に影響):0.1㎜、0.2㎜、0.3㎜から選択できます。
・インフィル%(内部充填率、強度や印刷時間などに影響):表面(ウォール、壁とも)と内部で印刷の仕方が変わります。表面(上面底面側面)から深度1.2㎜までは比較的強固に印刷されるため特段の強度等を求めない限りは25%~15%でも大丈夫です。
・サポート:アーチ状や吊り橋状の部分を下から支える構造物。積層型プリンターは直下の面に塗り付けることで上へ上へと印刷していくため常に足場が必要です。チェックを入れておきましょう。
・密着性
印刷物の接地面積が少ない場合、印刷中に剥がれることがあります。プレートへの接地面積を増やすサポートが印刷されます。
スライス
立体データを層分割(スライシング)し具体的な印刷経路に置き換えます。難しそうに聞こえますが作業としてはCuraまかせです。
・ウィンドウ上部の「プレビュー」を選択
・ウィンドウ右下の「スライス」をクリック
印刷
ここでは3Ⅾプリンターとしてi3-MEGAを使っています。
・ウィンドウ右下の「ファイルに保存する▼」の「▼」を選択します。
・「USBを使ってプリントする」を選択します。
・今度は「USBを使ってプリントする」をクリックして印刷開始です。
---------------------
今回は以上です。次回はプロファイルの詳細設定について紹介します。