立体データの作成 3DモデリングソフトBlenderの導入と基本設定
こんにちは、タラです。
今回は3Dプリンター用に立体データを作成する3Dモデリングソフトについて説明します。タラはBlenderというフリーソフトを使っています。
モデリングソフトと印刷ソフトの組み合わせによってはエクスポートデータのやり取りに難があるものもありますが、タラはBlenderとUltimaker Curaの組み合わせで問題なく印刷できていますのでこれらのソフトについて使い方を紹介していきます。
Blenderはオープンソースの3DCGソフト(ウィキペディア)で公式サイトからダウンロードすることができます(ver.2.82)。
早速インストールして立ち上げてみます。初期状態ではカメラ、光源、オブジェクトが配置されていますが必要ないのですべて消します。対象をクリックするとオレンジ色のアクティブ状態になるのでDeleteキーで削除しましょう。
次に表示言語を日本語に切り替えます。ウィンドウ左上のEditタブからPreferencesを選択します。
ウィンドウが開くのでLanguageからJapaneseを選択します。
次にTranslationにチェックし、下位項目にもチェックをいれます。
さてさて次は単位系の設定です。3Ⅾプリンターではミリメートル単位が使われるため作成するデータもこれに合わせておく必要があるのです。
まずは画面右側からシーンタブを選択します。次に単位系からメートル法を選択し、単位の倍率には0.001と入力します。さらに、倍率のすぐ下に「単位を区切る」とありますがこのチェックボックスは必ず「外して」おきましょう。このチェックが残っていると、せっかく単位をmmに統一したにもかかわらず座標や距離などにμmが表示され操作が煩雑になる場合があります。
あと、これはお好みですが視点移動の設定を行います。上部メニューから編集>プリファレンスを選択します。さらにキーマップの項目を選び3Dビュー>3D Viewを開きます。初期設定では「ビューを回転」は中クリック(マウスローラーホイール等)となっていますがビューの回転は基本画面上に操作系があるため、タラの場合はこれのチェックを外し無効化しています。代わりにその直下の「視点の移動」に中クリックを割り当て、中クリックしながらマウスをスライドさせることによって視点を移動させられるようにしています。
最後に、ここまでの設定を初期設定として記憶させます。上部メニューよりファイル>デフォルト>スタートアップファイルを保存を選択します。最終確認が表示されるので確認し保存します。
基本設定は以上です。次回はBlenderで立体データを作成してみましょう。